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EU発表日: 2026/7/20

【産業影響】EU Digital Product Passport、登録簿が稼働 ― 最初の適用期限は2027年2月、一部の大型電池から

配信ソース:European Commission (欧州委員会)
欧州委員会は2026年7月20日、ESPR(Regulation (EU) 2024/1781)に基づくデジタル製品パスポート(DPP)の登録簿(Registry)を、テスト環境とともに稼働させた。DPPの製品データは分散して保管されるが、事業者は各DPPを登録簿に登録する必要があり、登録簿は製品の固有識別子と関連するメタデータを登録するための基盤となる。登録簿の運用上の取り決めを定める施行規則(Implementing Regulation)が採択されたことを受けたものである。 登録簿は、ESPRの対象製品(繊維、鉄鋼・アルミニウム、タイヤ、家具、ICT製品、エネルギー関連製品など)のほか、DPPの登録を求める他のEU法令の対象製品(一部の大型電池、建設製品、玩具、洗剤・エンドユーザー向け界面活性剤)に対応する。登録はユーザーインターフェースまたはAPIで行え、事業者は登録の証明を電子文書として請求できる。最初の適用期限は、一部の大型電池に対する2027年2月18日である。
Editor's View

欧州委員会は、同日、DPPの相互運用性を支える8件の整合規格のうち、固有識別子、相互運用性、データキャリア、API、データ交換プロトコル、データ保存を扱う6件がすでに利用可能になったと説明している。登録簿には、製品グループを横断する機械可読なデータモデル・定義・語彙を提供する無償のセマンティック・リポジトリのほか、検証の枠組みとログ機能が含まれる。事業者は、テスト環境、技術文書、実装ガイドライン、ウェビナー、ヘルプデスクを利用できるとしている。

※ 本ニュースは外部ソース(European Commission (欧州委員会))の公式公開情報に基づき、実務向けに分析・整理されたものです。

関連する規制情報

EU 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)

EUの持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR:Ecodesign for Sustainable Products Regulation)は、EU市場で流通するほぼすべての物理的製品(食品、飼料、医薬品等を除く)を対象に、環境適合設計を義務付ける包括フレームワーク規則です。従来のエコデザイン指令を抜本的に強化・拡張したものであり、製品設計の企画段階から持続可能性要件の組み込みを強制する、EU市場における製品設計の統合分野として位置付けられます。 制度は主に4つの要件で構成されています。製品の耐久性・修理可能性・再利用性・リサイクル性・環境フットプリント・エネルギー効率・有害化学物質の含有制限(REACH規則との連携)などを個別の製品別に規定するエコデザイン要件、サプライチェーンの透明性確保のため製品にQRコード等のデータキャリアを付し材料構成や修理・リサイクル容易性、カーボンフットプリント等をデジタルデータとして提供・追跡するデジタル製品パスポート(DPP)、優先製品カテゴリ(繊維、鉄鋼、アルミニウム、家具、タイヤ等)ごとに順次制定される製品別委任法を通じた段階的な義務化、そして市場監視による非適合製品のEU市場からの排除、および委任法が定める場合のラベル表示等による適合制御です。

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