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EU発表日: 2026/7/17
【規制動向】欧州委員会、DPP登録簿の運用規則を定める実施規則(EU) 2026/1778を採択 ― 登録は本人確認を受けた事業者が行う
配信ソース:EUR-Lex (欧州連合官報)
欧州委員会は2026年7月16日、エコデザイン規則(ESPR、規則(EU) 2024/1781)に基づくデジタル製品パスポート(DPP)の登録簿の運用の取り決めを定める実施規則(Commission Implementing Regulation (EU) 2026/1778)を採択し、同規則は2026年7月17日付けで官報(L シリーズ)に掲載された。発効日は公布の日の後20日目と定められており(第24条)、暦の上では2026年8月6日にあたる。
登録簿の対象は、委任法令に基づく製品、電池、建設製品、玩具、洗剤・界面活性剤など、DPPの登録をEU法令が求める製品である(第1条)。DPPを登録できるのは本人確認を受けた事業者(verified economic operator)で、個人事業主は適格電子署名、高保証レベルの電子識別手段(eID)または適格電子属性証明、法人は適格電子シールまたは適格電子属性証明により本人確認を受ける(第4条)。確認状態は電子識別手段の失効まで、最長でも本人確認から3年で、その後は再確認をしなければ新規の登録やデータの変更ができない。事業者に代わって登録する第三者も本人確認を受ける必要があり、責任は引き続き事業者が負う(第19条)。登録は、適用法令が求める最も細かい粒度(モデル、バッチ、品目)で行い、事業者は提出情報の正確性と完全性に責任を負い、常に最新の状態に保つ(第8条、第19条)。登録証明は生成から90暦日間、登録簿から取得できる(第9条)。加盟国は、2027年2月18日までに指定国内管理者を任命する(第7条)。
Editor's View
この出典には、事業者がDPPを登録しなければならない時期や対象製品ごとの要件の記載はない(確認した条文の範囲)。登録簿の稼働については、欧州委員会の2026年7月20日付けの発表がある。
※ 本ニュースは外部ソース(EUR-Lex (欧州連合官報))の公式公開情報に基づき、実務向けに分析・整理されたものです。
関連する規制情報
EU 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)
EUの持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR:Ecodesign for Sustainable Products Regulation)は、EU市場で流通するほぼすべての物理的製品(食品、飼料、医薬品等を除く)を対象に、環境適合設計を義務付ける包括フレームワーク規則です。従来のエコデザイン指令を抜本的に強化・拡張したものであり、製品設計の企画段階から持続可能性要件の組み込みを強制する、EU市場における製品設計の統合分野として位置付けられます。 制度は主に4つの要件で構成されています。製品の耐久性・修理可能性・再利用性・リサイクル性・環境フットプリント・エネルギー効率・有害化学物質の含有制限(REACH規則との連携)などを個別の製品別に規定するエコデザイン要件、サプライチェーンの透明性確保のため製品にQRコード等のデータキャリアを付し材料構成や修理・リサイクル容易性、カーボンフットプリント等をデジタルデータとして提供・追跡するデジタル製品パスポート(DPP)、優先製品カテゴリ(繊維、鉄鋼、アルミニウム、家具、タイヤ等)ごとに順次制定される製品別委任法を通じた段階的な義務化、そして市場監視による非適合製品のEU市場からの排除、および委任法が定める場合のラベル表示等による適合制御です。
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