ニュース一覧に戻る
EU発表日: 2024/7/18

【産業影響】EU ESPR、製品グループ別のエコデザイン要求とデジタル製品パスポートの枠組みを規定

配信ソース:EUR-Lex (欧州連合官報)
EUは、Regulation (EU) 2024/1781(Ecodesign for Sustainable Products Regulation、ESPR)により、持続可能な製品のエコデザイン要求を設定するための枠組みを定めた。同規則は2024年6月13日付で、2024年6月28日に官報に掲載され、2024年7月18日に発効している。同規則は、エネルギー関連製品を対象としていたエコデザイン指令(2009/125/EC)を廃止するものである。 ESPRは、エコデザイン要求を性能要求または情報要求(あるいはその両方)とし、原則として製品グループごとに、欧州委員会の委任法令(delegated acts)で設定する枠組みである。情報要求にはデジタル製品パスポート(DPP)を利用可能にする要求が含まれ、欧州委員会がDPPの登録簿を設置・管理する。
Editor's View

同規則は、食品、飼料、医薬品などを除く、市場に出される、または使用に供されるあらゆる物理的製品を対象に、エコデザイン要求を設定できるとしている。欧州委員会は、少なくとも3年を対象とする作業計画で、委任法令を採択する製品グループを定める。最初の作業計画では、鉄鋼、アルミニウム、繊維(特に衣類・履物)、家具(マットレスを含む)、タイヤ、洗剤、塗料、潤滑油、化学品、ICT製品その他の電子機器、エネルギー関連製品を優先するとされている。

※ 本ニュースは外部ソース(EUR-Lex (欧州連合官報))の公式公開情報に基づき、実務向けに分析・整理されたものです。

関連する規制情報

EU 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)

EUの持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR:Ecodesign for Sustainable Products Regulation)は、EU市場で流通するほぼすべての物理的製品(食品、飼料、医薬品等を除く)を対象に、環境適合設計を義務付ける包括フレームワーク規則です。従来のエコデザイン指令を抜本的に強化・拡張したものであり、製品設計の企画段階から持続可能性要件の組み込みを強制する、EU市場における製品設計の統合分野として位置付けられます。 制度は主に4つの要件で構成されています。製品の耐久性・修理可能性・再利用性・リサイクル性・環境フットプリント・エネルギー効率・有害化学物質の含有制限(REACH規則との連携)などを個別の製品別に規定するエコデザイン要件、サプライチェーンの透明性確保のため製品にQRコード等のデータキャリアを付し材料構成や修理・リサイクル容易性、カーボンフットプリント等をデジタルデータとして提供・追跡するデジタル製品パスポート(DPP)、優先製品カテゴリ(繊維、鉄鋼、アルミニウム、家具、タイヤ等)ごとに順次制定される製品別委任法を通じた段階的な義務化、そして市場監視による非適合製品のEU市場からの排除、および委任法が定める場合のラベル表示等による適合制御です。

この規制の詳しい解説(年表・対日影響)を見る

💡 この記事に関連する規制の概要・スケジュールは「規制体系ゲートウェイ(データベース)」でもご確認いただけます。

スポンサーリンク / ADVERTISEMENT