【産業影響】EU ESPR、製品グループ別のエコデザイン要求とデジタル製品パスポートの枠組みを規定
同規則は、食品、飼料、医薬品などを除く、市場に出される、または使用に供されるあらゆる物理的製品を対象に、エコデザイン要求を設定できるとしている。欧州委員会は、少なくとも3年を対象とする作業計画で、委任法令を採択する製品グループを定める。最初の作業計画では、鉄鋼、アルミニウム、繊維(特に衣類・履物)、家具(マットレスを含む)、タイヤ、洗剤、塗料、潤滑油、化学品、ICT製品その他の電子機器、エネルギー関連製品を優先するとされている。
関連する規制情報
EU 持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)
EUの持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR:Ecodesign for Sustainable Products Regulation)は、EU市場で流通するほぼすべての物理的製品(食品、飼料、医薬品等を除く)を対象に、環境適合設計を義務付ける包括フレームワーク規則です。従来のエコデザイン指令を抜本的に強化・拡張したものであり、製品設計の企画段階から持続可能性要件の組み込みを強制する、EU市場における製品設計の統合分野として位置付けられます。 制度は主に4つの要件で構成されています。製品の耐久性・修理可能性・再利用性・リサイクル性・環境フットプリント・エネルギー効率・有害化学物質の含有制限(REACH規則との連携)などを個別の製品別に規定するエコデザイン要件、サプライチェーンの透明性確保のため製品にQRコード等のデータキャリアを付し材料構成や修理・リサイクル容易性、カーボンフットプリント等をデジタルデータとして提供・追跡するデジタル製品パスポート(DPP)、優先製品カテゴリ(繊維、鉄鋼、アルミニウム、家具、タイヤ等)ごとに順次制定される製品別委任法を通じた段階的な義務化、そして市場監視による非適合製品のEU市場からの排除、および委任法が定める場合のラベル表示等による適合制御です。
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