EU Fガス規則における機器・設備別販売禁止スケジュール — 冷凍空調機器・SF6電気設備
規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE
2024年3月11日発効(附属書IV機器別禁止規定は2025年〜2032年にかけて段階適用)
規制の概要
本カードは、EU Fガス規則(規則(EU)2024/573)第11条・附属書IVが定める、冷媒充填機器(冷凍・空調・ヒートポンプ)およびSF6(六フッ化硫黄)使用電気設備(スイッチギア)の、機器カテゴリー別新規販売禁止スケジュールの運用実務に焦点を当てる。
冷凍機器については、チラーを除き2030年からGWP150超の冷媒を使用する新規機器の販売が原則禁止される。空調・ヒートポンプ機器についても、出力12kW以下の分割型システム等でGWP150以上の冷媒使用が2027年1月1日から禁止されるなど、機器区分ごとに異なる適用時期が設定されている。電気スイッチギア(開閉装置)については、SF6等の高GWPガスを使用する機器の新規設置が、電圧区分に応じて2026年(24kV以下)、2028年(52kV超145kV以下)、2030年(24kV超52kV以下)、2032年(52kV超)の順で段階的に禁止される。既存スイッチギアの保守についても、2035年以降は再生・再利用SF6以外の使用が原則禁止となる。
施行スケジュール・年表
企業への影響・実務対応
冷凍・空調・ヒートポンプ機器メーカーは、製品カテゴリーごとに異なる禁止時期・GWP閾値を踏まえた製品ラインナップの切り替え計画を策定する必要がある。特に2027年・2030年の禁止時期が迫る機器区分については、低GWP冷媒(自然冷媒・HFO等)対応製品への設計移行を優先的に進めることが求められる。
電力設備事業者・スイッチギアメーカーは、電圧区分ごとの禁止スケジュールに沿った代替技術(SF6フリー絶縁ガス等)への投資判断を行う必要がある。既存設備を保有する事業者は、2035年以降の保守用SF6調達が再生・再利用品に限定されることを見据え、既存設備の更新計画または再生SF6の確保ルートの整備を検討する必要がある。
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