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欧州連合 (EU)廃棄物・再資源化施行中 (Active)
所属する規制体系 / System:

EU プラスチック税 (非リサイクルプラスチック包装廃棄物への課金制度)

規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE

2021年1月1日適用開始(EU加盟国に対する1kgあたり0.8ユーロの独自課金制度の開始)

施行時期: 2021年1月1日適用開始(EU加盟国に対する1kgあたり0.8ユーロの独自課金制度の開始)

規制の概要

EUプラスチック税とは

EUプラスチック税(EU Plastic Packaging Tax / 非リサイクルプラスチック包装廃棄物課税)は、EU全体の新型コロナウイルス復興基金(NextGenerationEU)の財源確保および、欧州のサーキュラーエコノミー戦略の一環として、2021年1月1日に正式に適用開始(導入)された、独自の財源課金制度です。

これは、「リサイクルされないプラスチック製包装資材の重量」に対し、EUから各国加盟国へ対して 1kgあたり0.80ユーロ(1トンあたり800ユーロ)の支払いを義務付ける制度です。EUが加盟国から徴収し、加盟国はこれを独自に国内法化して企業や製造業者から課税・徴収します。

欧州各国の国内法化の状況

EUのプラスチック税は「加盟国に対する課金」であるため、各国は独自のプラスチック税(国内法)を制定して企業から税金を徴収しています:

1. スペイン (2023年1月施行)

- 非再利用可能なプラスチック容器包装に対し、1kgあたり0.45ユーロのプラスチック税を企業に直接課税。通関時に輸入業者へ厳格な納税証明が義務付けられています。

2. イタリア (順次施行予定)

- 使い捨てプラスチック(MACRO)製品に対し、1kgあたり0.45ユーロを課税する法案が承認され、度重なる延期を経て段階的な導入運用へシフト。

3. イギリス (2022年4月施行 ※EU離脱後だが独自に導入)

- 再生プラスチックの使用比率が30%未満のプラスチック包装に対し、1トンあたり200ポンド(のちに増税)の税金を直接企業に課税。

施行スケジュール・年表

  • 2020年7月: 欧州理事会において、復興基金の新たな自己財源として「非リサイクルプラスチック包装廃棄物への課金」を導入することで基本合意。
  • 2021年1月1日: EUレベルでプラスチック税が正式に発効・適用開始。
  • 2022年4月: イギリスで独自の「プラスチック包装税(PPT)」が先行施行。30%再生プラスチック基準が確立。
  • 2023年1月1日: スペインで「非再利用可能プラスチック特別税(IEPNR)」が完全義務化。欧州向け輸出企業への課税実務が本格化。
  • 2026年〜: EUのPPWR(包装・包装廃棄物規則)の段階施行開始に伴い、プラスチック税の算定および再生材証明(トレーサビリティ監査)の要件がさらに世界規模へ波及中。
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    企業への影響・実務対応

    日本の輸出企業・包装・ロジスティクス業への実務影響

  • 欧州向け梱包・パレットの「ストレッチフィルム」等に対する課税回避対策
  • - 日本から欧州に精密機器や部品をダンボールに詰めて輸出する際、荷崩れ防止のためにパレットに巻く「プラスチック製ストレッチフィルム」や「気泡緩衝材(プチプチ)」、結束バンド、シュリンクラップなどの梱包資材も、リサイクル不可プラスチックとして課税(または現地での報告)対象になります。梱包設計段階での紙製緩衝材への切り替えや、リサイクル材30%以上を証明できる高機能フィルムの調達が必要となります。

  • スペイン・イギリス通関時における「再生材比率の監査証明」の提出要求
  • - スペインやイギリスへプラスチック包装製品(または製品を包むプラ袋)を輸出する場合、現地の輸入業者から「再生プラスチックが何%含まれているか」を示す製造証明書や第三者認証書(ISCC PLUS等)の提示を厳しく要求されます。証明できない場合、現地子会社や輸入者が高額な特別税を支払わされるため、調達の決定打となります。

    公式一次情報・関連リンク

    🕐Last source review: 2026-06-27

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