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グローバル 国際エネルギースタープログラム:イメージング機器(プリンター・複合機等)の歴代省エネ基準とTEC値の変遷

規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE

2023年Version 4.0適用(歴代Version 1.0〜4.0の省エネ要件変遷)

施行時期: 2023年Version 4.0適用(歴代Version 1.0〜4.0の省エネ要件変遷)

規制の概要

国際エネルギースタープログラムにおける「イメージング機器(Imaging Equipment)」基準は、プリンター、複写機(コピー機)、複合機(MFD:Multi-Function Device)、スキャナー、FAXなどのオフィスOA機器に対する世界統一の厳格な省エネルギー適合基準です。

本基準の中核となるのが、オフィスにおける1週間の標準的な使用サイクル(稼働、スリープ、スタンバイ、電源オフ)を想定した消費電力量を測定する「TEC値(Typical Electricity Consumption:標準的消費電力量、単位:kWh/週)」の評価要件です。また、家庭用の低速機やスキャナー等に対しては、待機電力を個別に評価する「OM基準(Operational Mode)」が適用されます。

歴代のバージョンアップ(Version 1.0から最新のVersion 4.0)を通じて、TEC値の上限基準値(TEC Limit)は劇的に厳格化され続けており、複合機メーカーにおける製品設計・ソフトウェア制御の最重要指標となっています。

施行スケジュール・年表

規制ロードマップ・歴代基準の変遷

  • Version 1.0 / 1.1 / 1.2 (2007年〜2009年施行): コピー機、プリンター、FAX、スキャナー等を「イメージング機器」カテゴリとして初めて統合。TEC測定法とOM測定法を公式に定義・標準化し、待機電力の劇的削減の義務化がスタート。
  • Version 2.0 (2014年施行): カラー複合機や高速機の基準を強化。TEC限界値を大幅に引き上げるとともに、電源ユニット(EPS/内部電源)の変換効率要件を初めて追加。
  • Version 3.0 (2019年10月発効): TEC限界値(TEC Limit)の算出式を刷新し、前バージョン比で約25〜30%の省エネ基準強化。スリープモードおよび自動オフモードへの移行時間制限をさらに厳格化。商業用の高速プロダクションプリンターが対象に追加。
  • Version 4.0 (2023年3月発効 / 最新): TEC基準をさらに強化し、測定適合製品を市場の上位約25%の超省エネ製品に限定。スリープからの「スマートウェイク(部分自動復帰制御)」や「ネットワーク接続待機電力(ネットワークスタンバイ)」の厳しい上限制限要件が本格稼働。
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    企業への影響・実務対応

  • プリンター・複合機・光学機器メーカーの生命線: 日本の精密事務機器メーカー(キヤノン、リコー、富士フイルムBI、エプソン、コニカミノルタ、ブラザー等)は世界のトップシェアを誇るため、本エネルギースター基準の適合は死活問題です。適合ロゴがない製品は、欧米の巨大な公共調達(グリーン購入法等)および大企業のオフィス一括導入入札から完全に締め出されます。
  • TEC値削減のための設計・ファームウェア制御: ハードウェア(低融点トナーの開発、高速IH定着技術、超低電力スリープ回路設計)とソフトウェア(使われていない部位への通電をカットするスマートウェイク制御、高速スリープ移行アルゴリズム)の双方における高度な環境適合設計が要求されます。
  • 公式一次情報・関連リンク

    🕐Last source review: 2026-06-27

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