韓国 化学物質の登録及び評価等に関する法律(K-REACH/化評法)
規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE
2015年1月1日施行(2019年改正)
規制の概要
韓国K-REACH(화평법)は、EU REACHを参考に制定された韓国の化学物質登録・評価制度である。年間1トン以上の新規化学物質または既存化学物質を製造・輸入する事業者に対し、有害性・危険性情報の登録を義務付ける。2015年1月1日に施行され、段階的に登録期限が設定された。2025年1月の改正により、新規化学物質の届出基準が年間0.1トンから1トンに引き上げられ、少量化学物質に対する行政負担が軽減された。同年8月には「有害性未確認物質」制度が導入され、有害性情報が不十分な物質は有害化学物質に準じた管理が求められる。また、有毒物質が「人体急性有害性物質」「人体慢性有害性物質」「生態有害性物質」の3類型に細分化され、混合物の含有基準も調整された。企業は取扱物質のインベントリを再点検し、最新の規制基準に適合しているか確認する必要がある。韓国環境部化学物質安全院が所管し、唯一代理人(OR)制度も整備されている。
施行スケジュール・年表
2015年1月:K-REACH施行。2018年:既存化学物質の段階的登録開始。2021年12月31日:年間1,000トン以上の既存化学物質登録期限。2024年12月31日:年間100トン以上の登録期限。2025年1月1日:新規化学物質届出基準を年間1トン未満に引き上げる改正施行。2025年8月7日:有害性未確認物質制度の導入および有毒物質3類型への細分化施行。2030年12月31日:年間1トン以上の全既存化学物質登録完了期限。
企業への影響・実務対応
韓国に化学物質を輸出する日本企業は、K-REACHに基づく登録義務を果たす必要がある。2025年の改正により有毒物質の分類体系が変更され、従来規制対象外だった物質が新たに規制対象となる可能性があるため、サプライチェーン全体での成分・含有量基準の再確認が急務である。唯一代理人の活用やMSDS(物質安全データシート)の更新対応も不可欠である。未登録での製造・輸入は罰則の対象となる。
公式一次情報・関連リンク
関連の規制ニュース
現在、この規制に関連するニュース記事はありません。
