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EU発表日: 2026/6/1

【規制動向】EU電池規則、ラベル表示義務は2026年8月18日を基準日としつつ実施規則の発効時期に連動

配信ソース:European Commission (EC) / 欧州委員会
EU電池規則(EU 2023/1542)第13条では、一般的な電池情報、充電式電池の容量情報などのラベル表示について「2026年8月18日または所定の実施規則の発効から18か月後のいずれか遅い日」から適用すると定めています。2026年8月18日を無条件の最終義務開始日として扱うことはできません。 分別回収マークは2025年8月18日から、QRコードは2027年2月18日からという別のタイムラインです。ラベル、回収マーク、QRコードを一つの「電池表示義務」として扱わないことが重要です。
Editor's View

EU電池規則は、一つの規則の中に複数の表示・情報義務と異なる適用日を持ちます。電池メーカーだけでなく、完成品メーカーや輸入事業者も、対象電池ごとに必要な表示仕様と適用日を確認する必要があり、「規則に日付が書いてある=その日から義務」ではないことに注意が必要です。

※ 本ニュースは外部ソース(European Commission (EC) / 欧州委員会)の公式公開情報に基づき、実務向けに分析・整理されたものです。

関連する規制情報

EU 電池規則(Battery Regulation)

本規制(Regulation (EU) 2023/1542)は、EU市場で流通するすべてのバッテリー(携帯型、EV用、産業用等)を対象に、原材料調達から設計、製造、リサイクル、再利用に至る製品ライフサイクル全体を一貫して統制する包括規則です。 電池の製造・設計要件、サプライチェーン管理、環境負荷、およびリサイクル義務などを一本化する「制度ハブ」として機能します。 規制フレームワーク:制度構造(主要5要件) 1. Battery Passport (電池パスポート) - 容量2kWh以上の産業用・EV用バッテリーに対し、製造データ、材料構成、リサイクル材料比率、カーボンフットプリントなどをQRコード経由で追跡可能にするトレーサビリティ制度(ESPRのデジタル製品パスポートと接続)。 2. Carbon Footprint Requirements (カーボンフットプリント規則) - EV・産業用バッテリーに対する、ライフサイクル全体のCO₂排出量(製造段階の温室効果ガス排出量等)の算定・自己宣言、および段階的な上限値規制の適用。 3. Due Diligence Requirements (デューデリジェンス義務) - バッテリーの製造・輸入業者に対し、主要原材料(リチウム、コバルト、ニッケル、天然黒鉛等)のサプライチェーンにおける人権侵害や環境破壊リスクを特定・管理・開示することを義務付ける制度(CRMA等と強く接続)。 4. Collection & Recycling Targets (回収・リサイクル目標) - 携帯型電池および車載用バッテリーの段階的な回収率目標値の引き上げ、リサイクルプロセスにおける特定材料(リチウム、ニッケル、コバルト等)の回収効率向上義務。 5. Safety & Performance Requirements (安全性・性能・耐久性基準) - 携帯型および定置型蓄電池の安全性特性、充電効率、耐久性能等に関する適合基準の設定とCEマーク貼付要件。 関連規制リンク(Linked Regulation) ESPR: DPP(デジタル製品パスポート)の主要先行実装先、および循環経済設計思想の接続。 REACH規則: 電解質、正極材等の重金属・有害物質(水銀、カドミウム、鉛等)および将来的なPFAS使用制限との連動。 CRMA (欧州重要原材料法): リチウム、コバルト、ニッケル等の重要原材料調達のサプライチェーン人権環境リスクDDの連携。 ELV規則: EV用バッテリーの解体、回収率要件および使用済み自動車リサイクルとのモビリティ連動。

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