米国 カリフォルニア州 グリーンウォッシング防止プラスチック表示規制法(SB 343 - 2025/2026年適用)
規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE
2025年/2026年識別マーク表示規制の本格適用
規制の概要
米国カリフォルニア州で可決された「プラスチック・リサイクル識別表示規制法(SB 343:Truth in Recycling Law)」は、製品やパッケージの「グリーンウォッシング(見せかけの環境配慮)」を厳格に防止するための世界最先端の表示規制法です。
本法に基づき、同州内で販売されるパッケージや製品に対し、実際に同州の回収・リサイクルインフラでリサイクル可能であると証明(CalRecycleの厳格な「60/60基準」等をクリア)されていない限り、モビウスの輪(追いかける3つの矢印)マークや『リサイクル可能』といった環境訴求文言を表示することが全面的に禁止されます。2026年7月14日には南カリフォルニア連邦地裁が原告業界団体を対象とする執行差止め仮処分命令を下しましたが、非会員企業を含む一般事業者に対しては2026年10月4日の法定適用期限に向けたラベル変更対応が引き続き求められています。
施行スケジュール・年表
2021年10月:SB 343法案が署名され、成立
2024年初頭:カリフォルニア資源循環再生局(CalRecycle)が、実際にリサイクル可能な資材リスト(州内の回収プログラム適合率60%以上の資材)を特定する初回の特性調査レポートを公表
2025年4月4日:CalRecycleが最終材料特性調査レポートを公表(18ヶ月の移行猶予期間が開始)
2026年7月14日:南カリフォルニア連邦地裁が業界団体訴訟(California League of Food Producers v. Bonta)において原告対象の執行差止め仮処分命令を決定
2026年10月4日:法定の表示規制適用期限(原告外の一般事業者に対する取締り・過料執行の基準日)
関連詳細トピック
企業への影響・実務対応
同州に製品(家電、消費財、アパレルなど)を輸出するすべての企業は、梱包材のプラスチックトレイ、シュリンクラップ、ボトル、梱包箱等に印刷されているリサイクルマークがSB 343に適合しているか精査する必要がある。リサイクル不可能(例:複合プラスチック、一部のフィルム)と分類された資材にモビウスの輪マークが入っている場合、グリーンウォッシング違反として販売差し止めや高額な民事過料を科される。非リサイクル資材については、マークを削除する、または素材そのものを完全にリサイクル可能な単一素材(PETや高密度ポリエチレン等)に設計移行するかの意思決定が必要となる。
公式一次情報・関連リンク
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