米国 Energy Star最新技術基準の詳細とDOEへの移管統合運用
規制の概要
エネルギースターの製品カテゴリー別技術基準(Version仕様)は、市場の技術進歩に合わせて定期的に改定されている。2026年現在、住宅用空調(Central Air Conditioners & Heat Pumps v6.1)、商業用冷凍冷蔵機器、照明製品等で最新規格が適用されている。2024年には主要な製品カテゴリー(TV v9.1、冷蔵庫v5.1等)の最新仕様が確定・発効している。
プログラムは1992年にEPAにより創設され、長らくEPA・DOE共同運営であったが、2026年6月よりDOE(エネルギー省)への所管移管が進行中である。基準策定・認証プロセス自体に変更はないが、今後の問い合わせ窓口・運営体制はDOE主体に移行する見込みである。DOEはすでに連邦家電基準(EPCA)に基づく最低エネルギー効率基準を管轄しており、エネルギースターの技術基準と最低効率基準の一体的な管理・更新が進むと見込まれている。
施行スケジュール・年表
1992年:EPA管轄下でプログラム発足
2024年:主要な製品カテゴリー(TV v9.1、冷蔵庫v5.1等)の最新仕様が確定・発効
2025年5月:トランプ政権のEPAがプログラム廃止を検討、1,000社超の企業が存続要求
2026年1月:議会による3,300万ドルの事業継続予算可決
2026年3月3日:EPA・DOE間で管轄移管のMOA署名
2026年6月:DOE主導下で連邦家電基準(EPCA)と一体化した省エネ規格運用への再構築が進行中
企業への影響・実務対応
最新のENERGY STAR基準に基づく認証取得を目指す事業者にとって、技術基準の土台である連邦家電基準(EPCA)を所管するDOEへ主導権が一本化されたことで、中長期的な省エネ基準改定プロセスの透明化と技術評価の整合性が期待される。ただし、各製品カテゴリーのVersion改定スケジュール自体は維持されるため、個別の技術要件(COP、SEER2等の効率指標)への適合対応は継続して必要である。
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