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米国 EPEAT電子製品環境認証:連邦調達義務化の法的根拠と2026年の制度拡張

施行時期: 順次適用・調査中

規制の概要

EPEAT(Electronic Product Environmental Assessment Tool)は、電子製品のライフサイクル全体(設計・製造・梱包・エネルギー使用・廃棄段階の設計)を評価する任意のType 1エコラベル制度であり、Global Electronics Council(GEC)という非政府の第三者機関が運営している。

連邦調達においては、連邦調達規則(FAR)Subpart 23.7が、コンピュータ・ワークステーション等の対象電子製品カテゴリーについて、EPEAT登録製品およびEnergy Star認証製品の調達を連邦機関に義務付けている。この法的根拠は2021年の大統領令14057(連邦持続可能性に関する大統領令)に遡り、EPAはこれに基づきEPEATの対象調達カテゴリーを拡大する推奨を継続的に行ってきた(太陽光発電モジュール・電力購入契約・エネルギー削減実績契約・ネットワーク機器等の追加)。

大統領令14057自体は2025年1月にトランプ政権によって撤回されている(us-federal-buy-clean-initiative-full参照)ものの、EPEAT調達義務の法的根拠はFAR Subpart 23.7という別の規則にも置かれているため、EPEAT登録製品の連邦調達義務そのものは2026年8月時点でも存続している。この点が、GRIのLevel2判断(「変更なし」)を裏付ける根拠となる。

制度自体は2026年も拡張が続いている。GECは2026年、リユース・リファービッシュ電子機器(ノートパソコン等)を対象とする新カテゴリー「EPEAT Renew」の導入提案について、60日間のパブリックコメント(締切2026年6月21日)を実施した。また、GEC Criteria Development Process(P74)・Product Category Selection(P75)という制度運営の基盤文書についても2026年1月〜3月にパブリックコメントを募集し、改訂版を公表している。さらに、EPEATの最上位ティア「EPEAT Gold」に温室効果ガス排出・サプライチェーン透明性の追加基準を課す「EPEAT Climate+」という上位認証も、連邦機関の調達仕様に組み込まれる動きが進んでいる。

施行スケジュール・年表

2021年12月:バイデン大統領令14057号によりEPEAT連邦調達推奨カテゴリが拡大

2025年1月:EO 14057号が撤回されるも、連邦調達規則(FAR Subpart 23.7)に基づくEPEAT調達義務は継続

2026年1月〜3月:Global Electronics Council(GEC)が基盤基準(P74/P75)の改訂版を公表

2026年6月21日:整備・再製造機器を対象とする「EPEAT Renew」新カテゴリーのパブコメ受付終了

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企業への影響・実務対応

米国連邦政府向けにPC・サーバー・IT機器を納入するベンダーは、大統領令撤回後もFAR Subpart 23.7に基づきEPEAT登録およびEnergy Star認証要件が適用され続ける。さらにEPEAT Climate+やリファービッシュ製品向け「EPEAT Renew」など新カテゴリーへの適合対応が求められる。

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