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米国 ニューヨーク州 Buy Clean Concreteガイドライン:連邦調達後退下での州法独立存続と低炭素建材調達基準

規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE

2023年9月ガイドライン公表・2024年/2025年公共工事本格適用

施行時期: 2023年9月ガイドライン公表・2024年/2025年公共工事本格適用

規制の概要

ニューヨーク州のBuy Clean Concreteガイドラインは、2021年12月に成立した州法(State Finance Law § 136-d / S542A)に基づき、2022年6月に施行され、州一般調達局(OGS)により2023年9月に正式な調達運用ガイドラインが策定・公表された。本制度は、ニューヨーク州政府機関が発注する一定規模以上の公共建築・土木インフラ工事において、環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)の提出および州が定める上限値以下のエンボディド・カーボン(内包炭素排出量)を満たす低炭素コンクリートの使用を法的に義務付ける制度である。

さらに2023年6月発出の大統領令22(Executive Order 22)に基づく建築物内包炭素ガイダンスとも連動し、州内公共調達における炭素強度の定量管理が義務化されている。2025年1月にトランプ政権のExecutive Order 14148により連邦レベルのBuy Cleanイニシアティブ(旧EO 14057)が全面撤回された後も、ニューヨーク州の制度は州独自法(State Finance Law § 136-d)に直接根拠を持つため、連邦政策変更の影響を受けることなく完全に独立して存続・運用されている。現在、州議会ではコンクリートに加え鋼材・板ガラス等へと対象を拡大する「持続可能な建材法(Sustainable Building Materials Act / A6566)」の立法化も進められている。

施行スケジュール・年表

2021年12月:ニューヨーク州知事が低炭素コンクリート調達法案(S542A / State Finance Law 136-d)に署名

2022年6月:法律が施行され、OGS主導のステークホルダー委員会による基準策定開始

2023年6月:大統領令22(EO 22)による内包炭素削減ガイダンスが公表

2023年9月:OGSが「NYS Buy Clean Concrete Guidelines」を正式公表

2024年〜2025年:州発注の公共建築・橋梁・高速道路工事において低炭素コンクリート基準が完全適用

2025年〜現在:連邦Buy Clean撤回後も州独自法として継続運用され、鋼材・ガラス等への拡張法案(A6566)が審議中

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企業への影響・実務対応

ニューヨーク州の公共インフラ・施設工事に参画する建設会社、セメント・生コンクリートメーカー、建材サプライヤーは、ISO 14025 / EN 15804に準拠した第三者検証済みEPDを取得し、OGSが設定する温室効果ガス排出量(GWP)上限値をクリアした配合設計を提示しなければならない。連邦レベルの後退にもかかわらず州法基準が堅持されているため、北米東海岸市場における低炭素建材サプライチェーンの構築が不可欠である。

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