米国 ワシントン州 Safer Products PFAS規則の詳細と2025年11月改正(WAC 173-337)
規制発動・施行時期 / ENFORCEMENT TIMELINE
2025年12月21日改正発効・2026年/2027年段階報告および禁止適用
規制の概要
ワシントン州は、Safer Products for Washington法(2019年制定)に基づく規則制定サイクルを通じて、意図的添加PFASを含む消費者製品への段階的規制を進めている。同法は、州生態系局(Ecology)・保健局が共同で「優先製品・優先化学物質」を特定し、安全な代替品が存在し実行可能な場合には使用を禁止する制度設計となっている(安全な代替品が存在しない場合は禁止ではなく報告義務に留める)。PFAS規制はこの枠組みの下で実施される規制サイクルの一つである。
2025年1月1日には、アフターマーケット撥水・撥油処理剤およびカーペット・敷物(屋内外)への規制が発効した。2025年11月20日には規則(WAC 173-337章)の改正が採択され、2025年12月21日に発効した。改正規則により、皮革・繊維製の屋内用家具・調度品への規制(2026年1月1日発効)に加え、新たに衣類・アクセサリー、自動車用洗浄剤、洗浄製品の3カテゴリーへの製造・販売・流通禁止が追加された。さらに、極限・長時間使用向けアパレル、レクリエーション・旅行用ギア、自動車用ワックス、調理器具・キッチン用品、消防用個人防護具(PPE)、床用ワックス・研磨剤、硬質表面シーラント、スキーワックスの9カテゴリーについては、2026年1月1日から報告対象期間が開始し、2027年1月31日に初回報告期限を迎える(以後毎年1月31日に年次報告)。
施行スケジュール・年表
2019年:Safer Products for Washington法が成立
2025年1月1日:アフターマーケット撥水・撥油処理剤およびカーペット・敷物への規制が発効
2025年11月20日:WAC 173-337章の改正が採択
2025年12月21日:改正規則が発効
2026年1月1日:皮革・繊維製屋内用家具への規制発効。衣類・アクセサリー、自動車用洗浄剤、洗浄製品の禁止発効。新規9カテゴリーの報告対象期間開始
2027年1月31日:新規報告義務対象9カテゴリーの初回年次報告期限
企業への影響・実務対応
改正規則で新たに追加された3カテゴリー(衣類・アクセサリー、自動車用洗浄剤、洗浄製品)の製造業者・流通業者は、2025年12月の規則改正と同時に発効した製造・販売・流通禁止に対応する必要がある。一方、新規報告義務の対象となった9カテゴリーの企業は、2026年1月1日の報告対象期間開始を前に、2027年1月31日の初回報告期限に向けたデータ収集プロセスの準備を始める必要がある。
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